子育てと仕事の両立に関する本を読み漁っています。
今日は、小室淑恵さんの「子育てがプラスを生む『逆転』仕事術」という本を読みました。
小室さんはその風貌から、資生堂出身の美人コンサルさん、という印象しか持っていなかったのですが、予想よりも納得感のある、骨のある本でした。
目次はこんな感じです。よくある両立に関する悩みや既成概念に対して、発想を転換してみたらこんなにうまく回る!ということを具体例とともに解説してある本です。
例えば、
「子どもがいるのは私だけ。いつも職場のみんなにサポートしてもらうばかりで頼みにくい」
という考えに対して、
「介護や病気など、個人的事情は誰にでもある。先にサポートする側に回る」
という回答が先にあり、その詳細が述べられていくスタイルです。
「残業を減らし、利益を増やす」ということをテーマにコンサルをしている筆者だけに、いかに仕事を効率よくこなし、残業を減らして、子どもと向き合う時間を確保するか、ということがよく考えられています。
子どもとの時間をしっかり取りたいと思っている私には、目から鱗のアドバイスが多かった。
私が一番心に残ったのは最後のあとがきです。
「自分たちの娘、息子たちにこの(長時間労働の)環境を残さないためにも、一緒に社会を変えていきましょう!」という一文。
別に私は社会を変えたい!というほどの熱意はありませんけど、自分の子どもが社会人になったときには、今よりは労働環境がよくなっていればいいと素直に思うので共感しました。